" 実歩 " 第2弾 芝山里山10kmコース
- 2018年5月14日
第7回 成田ツーデーマーチ
今回は芝山里山10kmコースの事前調査です。
天気上々、雨上がりの五月晴れ
前回の芝山早苗歌コースと同じ10kmだったのですが、今回の方がきつかったような気がします。後半ふくらはぎがピクピク(@_@)
でも途中に博物館、空の駅、場外発売所を見学できたので結構楽しめました。
スタート地点は当社大里サービスセンターにしました。
本当は旧菱田小学校ですが、すぐ傍(谷をはさんでいるので歩くと大変ですが。)
(この写真は以前に撮影したもの、よく撮れてますね)
最初の交差点を左に曲がります。
はにわ道路に出たところの交差点の信号機にある地名表示は「坂志岡」(SAKASIOKA)ありますが、地元読みは「さがしおか」です\(^o^)/ どちらが正しいか? どうでもいいですかね(^_-)-☆
空港を行き来するトラックがバンバン走っていますが、歩道があるので安心
向こうに大きな倉庫が見えてきます。
最初に登場するのは日本山妙法寺 平和の塔
インド、ネパールの雰囲気が飛び込んできます。
40年以上前の話、
滑走路予定地に建てられていました。
滑走路予定地から移転にあたって、当時空港公団総裁今井榮文氏が住職の藤井日達氏に当てた手紙が石碑に書き込まれています。
「平和な民間空港として周辺住民の方々とともに親しく共存していくものであり・・・」
「末永く国際空港の平和護持と住民生活の安定、航空の安全を祈願していただきたい・・・」
続いてお隣、航空科学博物館
http://www.aeromuseum.or.jp/
入場料500円
(NAA発行の季刊誌「くうこうだより」についている招待券を使わせていただきました。)
屋上からの眺望です。気持ちいいですよ。
長谷川館長にご案内いただきました\(^o^)/
ここは空と大地の歴史館
ここでも40年以上前にタイムスリップできます
語り部さんにご挨拶すると
「開港40周年なのでプレスの方々の取材が多いのですよ。」とニコニコ話していただきました。
博物館の敷地内、一番奥の方にあります。是非ご覧ください。
入館無料です。
鉄 塔
博物館芝生の広場から滑走路側、「岩山記念館」と言われているところを見ています。
この場所には62mの鉄塔が立っていました。滑走路延長線上だったので妨害鉄塔だったのです。
開港前年、41年前の昭和52年5月はこんな風景でした。
滑走路に飛行機が入れませんから、翌年開港のため、極秘に撤去準備が進められ、5月6日早朝の実行となりました。
鉄塔跡地付近に潜入
ここは滑走路延長線の真下
キジ親子に遭遇した場所です。
とっさにシャッター切る技術はまだまだのようです(^^♪
機材もで~す\(^o^)/
「ひこうきの丘」ビューイング(@_@)
こんな見え方です。
JL10便 B777 シカゴに向けてテイクオフ
(注)飛行機の飛び方
「飛行機は向かい風で飛ぶ」・「滑走路の角度がほぼ南北」
だから南風の時は南に向かって飛ぶ、北風の時は北に向かって飛ぶ。
そして滑走路南端の「ひこうきの丘」では南風の時は離陸する飛行機が見え、北風の時は着陸する飛行機が見えるということ。
着陸機は遠くから近づいてきて高度をどんどん下げてくるのでだんだん大きく見える。目の前通るときは豪快です。タッチダウンと言って、白い煙上げて滑走路につくまで見ものです。
出発機は上空高くどんどん上がって小さくなってしまいます。でも、ヨーロッパ線など遠くまで行く飛行機は燃料たっぷり積んでいるので重い、直ぐには上昇できないので結構迫力のある見え方になります。
ヨーロッパ線はお昼頃に比較的たくさん飛ぶ。
「空の駅 風和里しばやま」です。
レストラン「ふわり」はこの日も40分位待ち
やはりウォーキング途中では無理、
事情話して撮影だけさせていただきました。遠慮がちに
BBQコーナーはこちら
午後
ここから秘境に入りました。
イノシシが出てもおかしくないですね~
追いはぎはいないでしょうけど、こんなところで遠くに人影を見たくないですね、自然に早足になります。
でも登りはきついよ~
台地の上に出ると、空港南部工業団地、倉庫が並び、
更に進むとコレ
「サテライト成田」
競輪、競馬、オートレースが楽しめるところです。
取手競輪 第8レースA級 ”実査” (^^♪
(残念ながら正解は3-5でした(>_<)
更に進むと谷に降り、田園風景に出会います
野山の新緑がきれいですね~
緑、黄緑、深緑、薄緑、いっぱい空気吸い気持ちよくという感じでしたが、足首、ふくらはぎがピクピクしてきました。
さっきの秘境の上り坂、早足が効いたようです。大丈夫かな、15時にお客様来るのでそれまでに帰らないと、若干焦り(-_-;)
飯櫃城址(いびつ)
この台地には城がありました。中世の昔、最盛期に芝山全体と多古の方まで勢力を持ち5万石位を領したといわれる山室氏の居城です。
北条方でしたので、秀吉の小田原攻めのあと関東に入った家康方に戦め滅ぼされてしまったとのこと。それ以来の城址なのでしょう。以前に細い道を上って見たことがあるのですが、空堀のようなところもあり竹林がうっそうとしていて、上の平らなところは畑になっていて、屋形の後なのだろうなと思いを巡らせるところです。城址公園というわけではありません。
この台地の周りの道を進みます。(ハイキングでは中には入りませんよ)
田んぼを渡って
白枡地区に入りると、ここにも秘境が
住母家地区(すもげ)
ここでも秘境に入る(*^_^*)
この地区はB滑走路延長線上なので集落ごと移転をしています。
集団移転の碑
家並みの一番奥にある集会場のところにあります。
拡大して読んでみてください。
終わりに
前回の芝山早苗歌コースは田んぼと野山づくしで道々自動販売機にも遭遇しない素朴なコースでしたが、今回はお寺、博物館、空の駅、レストランがあって、競輪までやれて、さっさと歩くというより、道草喰いながらでした。
そして成田空港の生い立ちに触れる場面があり、上空の飛行機は「活力のある音」と噛みしめながらの10キロ歩破としました。
結構な時間がかかりましたが、お楽しみです、是非お出かけ下さい\(^o^)/
編集後記
さわやかながらいい汗かかせていただきました。
この辺りに温泉でもあるといいな
“緑の中を飛んでいる飛行機見ながら”(^_-)-☆ 湯ったりと・・・
PS
空と大地の歴史館がNHKニュースで
先週のNHKニュースで入館された団体が紹介されていましたが、空港会社グループの新入社員の皆さんです。
新人研修の一環での訪れとのことですが、
新人さんが「さまざまな歴史や思い、地域の方の協力があって今の空港があることを忘れず仕事をしたい」とコメントしていました。
説明を担当された語り部さんにインタビュー
「皆熱心に聞いてくれましたよ。他には機動隊の方々や空港関係企業の方々もお見えになります。」
※芝山早苗歌10kmコース
http://www.3am.co.jp/article/458754996.html
※芝山町大字小字
出典:「土・くらし・空港」
財団法人航空科学振興財団 歴史伝承委員会