News/Blogメルマガ第26号  2017年10月

  • HOME
  • メルマガ第26号  2017年10月

メルマガ第26号  2017年10月

★★ SAM ☆☆☆ *************
三栄メンテナンス メルマガ
2017/10/18 [ 第26号 ]
*************★★ SAM ☆☆☆
◇コラム
―――――――――――――――――――
『 「ボッチ」って何 (@_@) 』 ~落花生あれこれ~
―――――――――――――――――――
実りの秋、食欲の秋、実るものは何でもおいしいですね。
先月はお米、新米もういただきましたか?
今月は落花生をお届けします。

「落花生はおいしいだけではありませんよ~」
その高い栄養価にも見張るものがあるんです。ネットで調べると、「タンパク質が豊富で、脂肪分はオレイン酸、リノール酸が多くコレステロールを減らす効果があり、ガン・動脈硬化・糖尿病の予防に、更には美肌効果有り・老化防止に効く」と、もうよだれが出そうですね。また薄皮はポリフェノールたっぷりで血液サラサラ効果ありです、聞けば聞くほど見過ごせません。1日20粒食べれば元気ハツラツですって\(^o^)/

「おいしいけど高いですよねえ~」
丹念に手間をかけるんです。国産落花生は栽培、収穫に大変な労力が必要、コンバインでバリバリというわけにはいきません。近所の畑に行ってみると、小型耕運機で掘り起こしたあとを一株づつひっくり返し、泥を払ったさや実を畝に沿ってきれいに並べる作業を、老ご夫婦が腰を曲げて頑張っていました。「乾燥が命だから・・・」とお話をお聞きしましたが、それはそれは1日では終わりそうにないペースでした(-_-;)

「名前が粋ですね~(^^♪」
落花生、「花が落ちて生きる」なんです。咲いた花(自家受粉で半日でしぼむ)がしおれて地面に付くと、その枝が地中に延びて実をつけるのです。ふ~んですね、根っこではありません、知ってましたか~(/o\)。
https://www.city.chiba.jp/keizainosei/nosei/nosei/howtoglowrakkasei.html
(「落花生ができるまで」千葉市のサイトで見つけました。)

「八街が有名ですよね~」
国産落花生の8割は千葉県産なんです。そのうち2割が八街・富里地区ですが、土壌がいいとかではなく、多いのはそれなりの歴史があります。下総台地は江戸時代、佐倉7牧(八街、富里、成田地区)、小金5牧(鎌ヶ谷、松戸、柏地区)といわれた牧場の地、明治に入ると禄を失った武士たちの入植地になって開墾が進められます。川が少なくて乾燥しやすい火山灰土の畑は、夏場の干ばつ被害を受けやすく、乾燥に強い落花生ならと広められた訳です。ちなみに八街とは八番目の開拓村というわけです。

「ボッチって言うんだよ~」
収穫の様子が独特で「ボッチ」がこの時期この地域の風物詩になっています。
・地干し
刈り取り、掘り起こしの後、株をひっくり返し、さや実を付けた方を上にして一週間ほど放置します。地干しという一次乾燥です。裏返しの株が畝に沿って真っすぐ並ぶ畑は土色に変わって、両サイドにあるニンジンやサツマイモ畑の緑色と対照的で目立ちます。
・ボッチ
「野積み」と言って株を円筒形に1.5m位積み上げます。茎を外側に、さや実を内側にして積み上げ、上に藁の傘をかぶせたり、最近は手軽なブルーシートで覆ったりして一か月程自然乾燥させます。畑の中にボッチが数か所、下総台地の昔ながらの晩秋の風景となるわけです。
・脱穀
畑の中で行います。多分土埃がすごいんでしょうね。ボッチを崩す時にふかふかの畑で飛び回った子供の頃を思い出すという方の話を聞いて、のどかな風景が窺えました。
 
そうそうボッチはハクビシン、タヌキ君のごちそうになってしまうのではないか?と畑で尋ねると、「金網まいたりするんだけど、引きずり出す奴もいる。」、「一つだけ無防備にしておく、据え膳だ。」とも、やはりご苦労が絶えないようです。

「品種は様々、名前が粋ですね~こちらも(^^♪」
千葉半立(チバハンダチ)、ナカテユタカ、オオマサリ、タチマサリ、フクマサリ・・・・などです。
株の形状が地面を這うような伏性のものから収穫しやすい立性のものへ、そして収穫量の多いものへと品種改良が行われた中での命名です。
・伏性の「千葉43号」
 (昭和初期優良品種、下総台地に定着、かつては主流でした。)
・伏性と立性の中間種が「千葉半立」 
(昭和27年奨励品種、収穫が容易、収穫量が多く安定、広く普及)
・立性の「ナカテユタカ」
 (昭和54年奨励品種、香取、山武、長生、君津にも普及した。)
https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/kome/rakkase.html
(千葉県HP:旬鮮図鑑)

「秘伝は氷温熟成で~す。」
当社の近く、多古町赤池に落花生の問屋さんにお聞きしました。
創業明治19年の老舗で地元産落花生の生産工場です。「ここのがおいしい」と当社先代のご贔屓で、今も贈答用に利用させていただいています。
問屋の社長さんにインタビュー、「農家さんの畑ごとに別々に加工します。」、「氷温倉庫0℃~20℃の温度管理で甘味が増します。」でした。

「召し上がり方はこうです。」
高カロリーですから食べ過ぎ禁物、だから莢(さや)付きのものがお勧め、ひとつづつ割って、薄皮まで食べる、勘定しながら。散らかった莢クズはハンディ掃除機で一気に片付けます。「生らっかの味噌ぴーもいいですね!!」
1日20粒食べれて元気ハツラツで~す\(^o^)/
 
≪当世落花生見聞録≫
http://www.3am.co.jp/article/454140309.html
( 八街~富里~多古~芝山の風物詩、当社ホームページのブログに掲載しています。)
―――――――――――――――――――
 ~新着ブログ~
―――――――――――――――――――
■10月:南国の色彩
http://www.3am.co.jp/article/453959790.html
(タイの極上色!! アオショウビン )

■「感謝状」授与式 ~知事表彰~
http://www.3am.co.jp/article/454112575.html
(鳥インフルエンザ防疫対応に大きく貢献・・・)

■安全標語 銀賞「・・・・・良い上司 」
http://www.3am.co.jp/article/454092085.html
(千葉県ビルメンテナンス協会:労働安全対策研修会 )

■第3回成田空港フォークリフト&パレットビルディング競技会
http://www.3am.co.jp/article/453964076.html
(当社が清掃業務を担当している成田空港貨物地区で実施)

**************************
◆ 最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンは、名刺をいただいた方々にお送りしています。
ご意見、情報提供をお待ちしております。
◆ 配信停止を希望される方は、このメールの件名を「配信停止」としてご返信下さい。
◆ 編集・発行
三栄メンテナンス株式会社 http://www.3am.co.jp/
メルマガ編集担当  KOMINE  info@3am.co.jp