7月:ブナ林に輝く
- 2017年7月7日
去年のブナ林は朝日の恩恵を遍く享けましたが
今年の彼、林床深く佇むことが多く
赤褐色の体は程よい保護色、、、難儀でした
日も高くなった頃、突とした起こった爽風
微笑み揺れる樹林の枝葉
そこにはキラキラ輝くアカショウビン
予め想定していた構図とはいえ
眼福この上のない光景でした
カメラマンさんは今年も彼に会うために、前日遅くまでかかって仕事を終わらせ、そのまま寝ないで裏磐梯まで愛車を飛ばして行ったのでしょう。
現地に着いたのは夜明け前。
薄明かりの中をいつもの場所に向かって山に分け入って行きました。
目的地について、日が昇って辺りが明るくなっても彼は現れません。
それでも、ジャングルに潜むスナイパーのようにじっと待ち続けます。
気配が消え、森と一体になった頃、そよ風が枝を動かし、暗かった梢にスポットライトがあたりました。
そこには、待ち焦がれた彼の姿が・・・
「ああ、今年も会えた。元気でいたか?来年も会いに来るぞ。」
以上、筆者の妄想でした。(笑)