News/Blogメルマガ87号  2022年11月

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メルマガ87号  2022年11月

★★ SAM ☆☆☆ *************
三栄メンテナンスメルマガ
2022/11/14

[ 87]
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コラム

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菊 』

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「11月と言えば菊!!」ということでそれぞれの菊を訪ねてきました。

先ずは菊花展です。今どきはあちこちで行われていますが、114日香取神宮に行ってきました。111日から24日まで有名な奉納菊花大会が行われているのです。平日の参道は静かでした。紅葉はもう少し後かなと木々の中を進み、七五三のご家族を横目に抜けていくと本殿入口の楼門付近に黄色い菊がずらりと並んでいました。屋根付きの展示コーナーのところには名札が付いていて「盆栽」、「懸崖」(けんがい)とあるのは見てなんとなくわかるのですが、「福助」、「ダルマ」にあっては菊の展示でよく見る丸い大菊なのですが何のことかさっぱりでした。

楼門軒下の両脇には小菊をちりばめて形を整えた大きなオブジェが展示されていました。盆栽ものや大菊については全て立派で出来映えの評価はしようがないのですが、このオブジェはすごいなあと見る目を楽しませてくれました。

境内に入ると厚物競技花(大きく丸くまとまった花びら)と管物競技花(管のように伸びた花びら)という名札のコーナーがあり、こちらは大菊の3本仕立て、菊花展の代表格なのでしょうかたくさんあってどれもこれも立派なものできれいでした。

手入れしている方がいたので尋ねてみることにし、近づいてみると綿棒のようなもので花びらのカーブをひとつひとつなぞっていたのです。「髪をとかすように毎朝こうして揃えてあげないとダメなんだよ。」

ところで先程の疑問を聞いてみると高さ50センチ以下の大菊が「福助」、65センチ以下の3本仕立てが「ダルマ」とのこと、いずれも形が似ているから?と教えていただきました。これは菊の世界では常識!のようです。

たくさん写真を撮ってきました。見てください。

http://www.3am.co.jp/article/493195196.html

(香取神宮奉納菊花大会)

118日、空の湯玄関に菊のお飾りを済ませました。毎年恒例でI社員の親戚の方の寄贈なのです。「今年もやるよっつ~んだけんど、一人じゃ運べね~んだよ!!」(I社員)と言うので筆者が手伝いをかって出ました。よくよく聞いてみると山武市菊花展に出品している作品で、展示が終わる日の8日にいただきにいくということでした。

場所は山武市の「成東文化会館のぎくプラザ」というところだったので、すぐ近くには山武市出身の歌人、小説家の伊藤左千夫の生誕の家があることがわかり、有名な「野菊の墓」ですから素通りするわけにいかず、ここでも菊を訪ねることになりました。

当日は早めに現地に向かい、「のぎくプラザ」のすぐ傍にある「伊藤左千夫記念公園」と「伊藤左千夫生誕の家」と尋ねたのです。小さな公園でしたが中央に「政夫と民子」のツーショット像があり、野菊の墓の碑には小説の句が刻まれていて、その一節には「まァ綺麗な野菊、政夫さん私に半分おくれったら、私はほんとうに野菊が好き。」、「民さんはそんなに野菊が好き・・・・ 道理でどうやら民さんは野菊のやうな人だ。」など菊がいっぱい詰まっていました。生誕の家はもちろん古民家そのもの、資料館もあって「野菊のごとき君なりき」1966年映画ポスターなどを見てきました。(65歳以上拝観料140円無料)、

さてさて、菊花展の展示終了時間を待ってのぎくプラザに戻るといただけるのが大きな「懸崖」2点で金賞、銀賞の札が付いていてびっくり、他に2点合計4点を軽トラックで2往復、空の湯に運び込みました。エントランスゾーンに設置、結構いい感じです。ぜひ見にきてください。

http://www.3am.co.jp/article/493348508.html

(それぞれの菊)

菊を訪ね回るうちに菊の花の開花時期は日照時間と関係ありで、秋が深まり日が短くなると開花する、開花を遅らせたいときは電灯で照らしたりして出荷時期調整ができることを知りました。そして電照菊という言葉に出会い早速ネットで検索みると、1番目に「電照菊純米大吟醸」という不思議な名前のお酒がヒットしたのです。醸造元は山武市松尾の寒菊銘醸(かんきくめいじょう)、芝山はにわ道沿いの造り酒屋さんですからすぐに訪ねてみたのですがその日は休業日、そこでホームページのお問い合わせ欄に投稿してみたらすぐにお答えをいただいたのでご披露します。

・「電照菊という名前について」

飲み手の皆様の秋の夜長を少しでも「電照菊」の光のように照らせるように、肌寒い夜が心細くないように、という想いを込めてチーム寒菊一丸となって製造にあたりました。電照菊」は夏〜秋に咲く品種を出荷時期調整のため電照栽培される「秋菊」のこと。

蔵元では小売りしない限定販売だったので特定の酒屋さんにたどり着いて何とか手に入れ、冷やしていただきましたが、フルティーな香りで甘口、舌に若干ピリピリ感があってさっぱり感あり、美味しいです。さすが電照菊でした(^^

最後に天皇家御紋の菊は「十六葉八重表菊」と言って花ビラが16枚です。刀造りに熱心な後鳥羽上皇が自作の刀に菊の銘を付けたのが皇室で菊の紋が使用された始まりなのだそうです。NHK大河ドラマのストーリーではその上皇様がクローズアップされる時期になりましたが、刀づくりのシーンが出てくるのか見守っているところです。そろそろでしょうか。

因みに香取神宮の宝物館の中に大日本帝国海軍の戦艦香取の展示コーナーがあり、船首に着けていた菊の紋章の実物が展示されていました。木製で直径1.5m位、ちょっと見ものです。写真はご遠慮とのことなので残念ですが。

菊についていろいろ訪ね回りましたが、よく見ると街角のあちこちに菊が咲いています。菊の花が目に入ったときは思い出してください。お客様が写真撮ったり空の湯の玄関はにぎやかです。お土産品売り場には地元日本酒コーナーがあるので「電照菊純米大吟醸」をおけるように寒菊銘醸さんにお願いしてみようかと思っているところです。

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