Oh,モーレツ~! 春の嵐
- 2024年3月18日
この時期に吹く大風で発生する砂嵐のことをこの地域では「やちぼこり」と呼びます!
しかし、今年は特に激しかったですね。ニュースでも取り上げられていました。
予報では風速10m程度だったのですが、成田では瞬間最大風速は28mだったとか!
都内ではトラックが横転していました。すごかったですねぇ。
「やちぼこり」は落花生畑の砂が巻き上げられて砂嵐になると言われていますが、そんなに落花生ばかり作ってるわけじゃありません。スイカ畑だってニンジン畑だってこの時期は何も植わってないんで砂が舞い上がるんです。
当社でも強風では度々痛い目にあっております。特に空港内はビルが多く、ビル風が強風を更に倍増させることもあります。これによって車のドアが壊れたり、隣の車を傷つけたり、本社の玄関ドアや大里のトイレのドアが吹き飛んだ事がありました。対策としては風上に頭を向けて駐車したり、玄関ドアは内開きに変更、トイレドアは東側が開くようにすることで対応して来ました。
余談ですが、日本は事務所も住宅も玄関ドアはほとんど外開きですよね。ところが外国は内開きらしいのです。そういえば外国のドラマやニュース見ているとそうですよね。これは暴漢が侵入しようとした際、内開きだとガードし易いからだとか。日本の治安の良さはこんなところにも現れていますね。
話を元に戻して、今回の「やちぼこり」では当社でも被害がでてしまいました。
空港内では段ボールをゴミステーションまで運ぶのにどうしても外を通らなくてならないコースがあります。従業員は十分注意して運んでいたのですが、人間ごと飛ばされて壁に激突!
幸いだったのは、従業員が軽症で済んだこと。また、運んでいた段ボールが飛散して飛行機のエンジンに吸い込まれてしまったら大変でした。これからは強風の時は複数人で作業に当たるようになりました。
また、大里SCでは裏山の木が2本倒れ、一台の車が下敷きに!
幸い、人は乗っていなかったので怪我人は出ませんでしたが、車は無惨な状態になってしまいました。
(駐車場もゴミだらけ)
2019年の房総台風の悪夢が蘇りましたが、停電したという話は聞いていないのでホッとしています。
それにしても宇宙からもはっきりわかる「やちぼこり」。
もし、建築設計関係の方がこのメルマガをご覧頂いていたら、施主さんには玄関ドアの開き方向や駐車場の向きなど可能な限りアドバイスしてあげてください。
この地に住む人達はこれからもこの自然の猛威を意識して暮らさねばなりませんから。