ワタシハ神
- 2024年2月23日
2月23日、芝山町では初となるマラソン大会「第1回スカイパークしばやまベジタブルマラソン」が開催されました。
数日前の夏日から一転、日中でも3℃、風速4m、小雨の降りしきる大変厳しいコンディションにもかかわらず遠くから800人以上のランナー達が集まってくれたことは嬉しい限りです。主催であるスカイパークしばやまとは南北に長い芝山町の北側、成田空港に近いエリアの観光スポットの総称で、これからもっともっと交通の便を良くして多くの皆様に立ち寄って貰おうというものです。芝山町観光協会も成田空港温泉空の湯も構成メンバーなんで、おもてなしにも力が入ります。
今回のおもてなしは「足湯」。
「寒いし、足疲れるので、足湯なんかいいんじゃない?」そんな観光協会長の一言から始まりました。
「そんなら、空港の伐採木使って作ろうよ。」
「ついでに、それを薪にして燃料にしよう。」
って感じで、昨年12月に足湯の製作に取り掛かりました。
まず、丸太の選定。
良さそうな山武杉とヒノキをチョイス。
そして製材。
良さそうに見えても、挽いてみると虫食いだったり腐りが入っていたりとなかなかいい材料が揃いません。でもこれらの部分も薪として使うので無駄にはなりませんよ!
結局、風呂桶部分は42センチ幅、樹齢120年の山武杉、表面はヒノキを使うことにしました。
設計はcaDIY3D、直感的な操作で専門知識がなくても使えるお手軽CAD。
部材の製作に苦労しましたが、ネットで薪ボイラーや周辺パーツを購入。当社が誇る施設事業部の協力を得てレース前日に完成しました。
そして当日、消防の見廻りも難なくクリア。水を張っていよいよ点火!
薪ボイラーだからって火力が弱いと思ったら大間違い。昔のように竹筒でフーフーしていたら時間が掛かるでしょうけど、現代は充電式ブロワーなる秘密兵器があるのでかなり強力な火力が期待できます。
煙突の煙と湯船からの湯気は「あったかそー」。
最初のお客様は仙台からご家族でいらっしゃったとか。これからお父さんがハーフマラソンというのに、足湯にいらっしゃいました。お父さんずぶ濡れ、お母さんホカホカ・・・応援しなくて良いんだろうか?
スタートはクラスごとに時間がズレているので走る前のランナーや走り終わったランナー、
家族や友人などいろんな人がひっきりなしに来てくれて大盛況でした。入り切らない皆さんには熱々のホットおしぼりをプレゼント、握っているだけで手が暖かくなります。
そんな中、中学生の団体さんがやって来ました。
「さみーよ、さみーよ、もっと詰めて、詰めて!」
一応8人程度の定員で設計したのですが、なんと11人!
「あったけー、生き返った♪、神~!」
そう、ワタシハ”神”。
違った、神は足湯でした。
ワタシハ神を作りし男でした。(^_^;)
またいつかどこかで”神”を披露したいと思います。
その時は是非あったまりに来てね!