News/Blogメルマガ83号  2022年7月

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メルマガ83号  2022年7月

★★ SAM ☆☆☆ *************
三栄メンテナンス メルマガ
2022/7/21 [ 第83号 ]
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◇コラム
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『 土用って何? 』
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夏至(6月21日)で長い一日の日の出、夕日のいい写真をお届けしよう思いましたが、梅雨空の時期いい天気に恵まれませんでした。その後観測史上最も早い梅雨明け宣言が出て危険な暑さの晴天が続いたのですが、7月に入ると今度は各地で大雨、戻り梅雨?天候の激しい変化に合わせるのは大変ですね。暦の上では小暑(7月7日)、大暑(7月23日)、立秋(8月7日)へと季節が移り変わっていきます。
この時期になりますと土用の丑の日にウナギをという話題が飛び込んできますので、今月はこの土用に注目してみました。
土用とは同様に(^^♪季節を表す暦の言葉です。立春、立夏、立秋、立冬や夏至、冬至、春分、秋分など(小暑、大暑も)は二十四節気(にじゅうしせっき)と言っていますが、更に季節感を出すため雑節(ざっせつ)と言って立春、立夏、立秋、立冬の日の直前の18日の期間のことを土用と言っています。年に4回あるのです。今年は立秋が8月7日なので7月20日から8月6日までが夏の土用の期間になります。18日間もあるので十二支に合わせて日にちを決めていくと今年は丑の日が2回巡ってきて7月23日と8月4日が土用の丑の日になるのです。この場合一の丑、二の丑と呼ばれるそうですから、どこかでウナギに触れた時には思い出してください。ウナギを食べるチャンスが2回ということですよ(*^_^*) 
土用波という言葉があります。夏の土用の期間に押し寄せる大きな波のことを言っています。この時期に発生する南洋上の台風の影響で日本に押し寄せる高波のことですが、台風接近とはずれがあるので穏やかな浜辺で「高波にさらわれる」というのはこれ、海水浴真っ盛りの時期になります充分気をつけなさいということです。
土用干しという言葉があります。衣服、書籍、田んぼ、梅干しなど。梅雨明けの晴天の日が続くこの時期ならではのことで、先ずは梅雨の期間閉め切った家の中にあった衣類、布団、書籍などの虫干しです。
また田んぼに張ってある水を抜くのがこの時期なのだそうです。田植え時期によって違うのですが、水を抜いて乾燥させると根っこが地中深く張って丈夫な稲に育つ、刈り入れをしやすくするとか田んぼは水管理が大変なことを知りました。
そして梅干し、まさしくこの土用干しなのです。梅雨の時期に水分たっぷりに実った梅を収穫し、塩で漬け込んで時間をかけた後、強い日差しが続く土用の期間に直射日光に当てて殺菌するという梅干し製造の工程はこの季節にピッタリあっているのですね。
ということで梅干し造りを実際にやってみることにしました。と申しますのも空の湯自慢の庭園の中に梅の木があり、ある日たくさんの梅の実をつけているのを発見、既に黄色くなりだしていたので梅干し造りに最適とのことで早速採取、自宅に持ち帰りました。最近よく出入するホームセンターでは目のつくところに梅干し造り天日干し用のざるが並んでいて、いままでそういうことにはまったく目が届かなかったわけですが季節感丸出しに驚きながら購入してしまいました(笑)
梅干し造り
家の者の指導を受けながら梅の実をきれいに洗い、一粒一粒丁寧に水気を拭いて、ヘタを取り、焼酎で消毒して、塩と共に漬け込む作業をしました。2日後の容器の中には梅が浮くくらい水分(梅酢)がたっぷり出てきていて、何ともいい香りの梅ジュースになっていました。(しそを入れる着色作業は家の者任せ(^^♪)
約1か月後、いよいよ天日干し、「連続3日3晩の土用干し」という工程です。晴天続きのはずの土用の期間に入るというのに予報は晴れ、曇り、また曇りって感じで依然として天候不順、でも原稿締め切りが迫っているので決行することにしました。
土用初日の7月20日8時、紫外線ギラギラの太陽の下で作業開始。
・先日購入したざるを洗って庭先にセットする。
・容器の中には梅、梅酢、しその漬け込みが出来上がっていて、色は梅干し色、健康そうな香りが充満している。 
・柔らかくなった梅を一粒づつそっと取り出してざるにきれいに並べる。
・全部で82個、ざるの周りでさわやかな香りが漂う。
・網付きのざるなので鳥たちにつつかれる心配なし(ブルーベリーを摘まみ食いした鳥たち、梅干しには口出ししないでしょう、さすがに(笑))
・13時過ぎ、一粒づつひっくり返す。
・夕方確認すると梅の表面に若干のくぼみができ、しわができて、らしくなってきた。
・工程には夜露にも当てるとあるのでそのままにした。
翌日も晴れますように・・・(願)
(晴天の2日目、3日目の様子は写真に撮ってブログに掲載、状況の更新しますので見てください。)
「空の湯梅干し」、4日目以降きっといい梅干しになっていることでしょう。たくさんはないのですが空の湯空輪に置いておきます。ご希望の方は申し出てください。ごちそういたします。
http://www.3am.co.jp/article/489690820.html
(梅干し造り)
それにしましても先人が長年かけて学習して出来上がった生活様式、触れるたびに大したものだと感じます。大きなホームセンターで網付きのざるが目に入る筆者もそろそろと先人の域に入ろうとしています(*^_^*)
~新着ブログ~
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■航空会社機内誌に空の湯広告掲載!!
http://www.3am.co.jp/article/489767724.html
(空の湯の詳細案内を出しました。)
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