メルマガ79号 2022年3月
- 2022年3月16日
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三栄メンテナンスメルマガ
2022/3/14 [ 第79号]
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◇コラム
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『 ぼた餅とおはぎ 』
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そろそろお彼岸ですね。今年は3月21日が春分の日、昼と夜の長さが同じになる日でこの日から昼が長くなっていくのです。「寒さ暑さも彼岸まで」というのはこういうことなのですね。(去年は3月20日、天体の動きを見て国立天文台が決めるそうです。天体のこと詳しく説明できませんが(#^.^#))
お彼岸の食べ物はと言いますとぼた餅ですね。お供えしていただくのですが、なぜぼた餅なのかを調べてみると、赤いあづきが魔除けになり、邪気を祓ってご先祖様をお迎えする、あずきで作る甘~いあんこは貴重品、贅を尽くしてお迎えするのが功徳を積むことになるのだそうです。
ところで秋のお彼岸はどうかというとこちらはおはぎなのです。理由は同じです。そしてぼた餅もおはぎもあずきともち米で作るので材料も同じです。何が違うかと言いますとあんこなのです。こしあんと粒あんの違いでした。なぜか?、あづきは春に植えて、秋に収穫ですから、収穫したばかりのあずきは皮が柔らかいので粒あんで、冬を越して固くなった皮のあづきはこしたあんこにして食べるのだそうです。なるほどですね。覚えてください、春はこしあんでぼた餅、秋は粒あんでおはぎなのです。
「おいしゅうな~れ!」、「おいしゅうな~れ!」とあづきを煮る時のおまじないがでてくるTVドラマでは、お鍋の中が粒あんだったのでここではおはぎだったのですね(^^♪
そして名前の違いは、春は牡丹の花のようにと牡丹餅と書きます。秋は萩の花のようにと御萩と書くのです。だからぼた餅は大きめで重量感あり、おはぎの方は細長目で萩の花びらのような形なのだそうです。
粒あん、こしあんの違いはなるほどですね。そして名前の付け方には風情があり、さすが昔の方々と感心しますが、現代の方々の認知度を取材してみたらこうでした。質問は①ぼた餅とおはぎの違いは何? ②あんこの違いは何?
・三栄職員30代男性 ⇒ 同じでしょ!(よって②は質問せず)
・空の湯スタッフ20代女性 ⇒ 同じじゃないの?(②同)
・空の湯スタッフ50代男性 ⇒ 食べる時期が違う、あんこが違う(何でも聞いてと豪語する物知りさん(^^♪)
・三栄職員40代女性 ⇒ 春はぼた餅、秋はおはぎ、こしあんと粒あん、どっちも大好き(*^_^*)
・当社社長 ⇒ ・・・甘いものあまり好みじゃない、食べない( ◠‿◠ )
・地元のおばあちゃん ⇒ ぼた餅、おはぎの区別なし、どちらも粒あん、親からの教え。昔はすごく貴重品で作ったら隠しておくそうです。「すぐに誰かに食われっちゃうから(^^)」とおっしゃっていました。
・地元和菓子屋のおやじさん ⇒ 春と秋で呼び方違う。あんこはどちらもこしあん、団子もあるので作り易いようにこしあんだけにしている。
では夏、冬に作るとどんな呼び方になるのでしょうか?
夏は夜船・・・夜の闇で船が何時着いた(いつついた)のかわからない(^o^)/
冬は北窓・・・北側の窓から月は見えない(つきがない)(^o^)/
どちらも餅つきせずに作るのを洒落た名前にしていました。
昔、甘いお菓子がない時代は何とか理由を付けて一年中食べていたのですね。正月のあんころ餅のように杵臼を使う手間を省き、お米を炊いてあんこを付けて手軽にいただくということなのでしょう。ペッタン、ペッタンと餅つき音を出さず粋な名前を付けたのですね。ご近所に知られないようにでしょうか(笑)、そもそもぼた餅、おはぎを作ったらご近所にお裾分けすることも功徳を積むことになるわけですが、でも食べたいときは手軽に夜船、北窓なのですね。拙宅でも早速いただきました、この時期ですから北窓です。粒あんで美味でした(#^.^#)
新鮮なあずきも簡単に手に入り、お菓子、スイーツなど甘いものがあふれている現代ですから、呼び方も自由、ぼた餅よりはおはぎの方が少しおしゃれな感じでしょうかね。お彼岸にはちょっと意識してみて風情を感じてみるのもいいかなと思います。近所の和菓子屋さんや道の駅和菓子コーナーにはきっと並んでいると思いますから、こしあんかどうか見てください。そして是非味わってみて下さい。
ぼた餅にはことわざがあります。「棚からぼた餅」
「棚ぼた」と言いますが、期待していなかった幸運、また苦労せずにつかむ幸運など悪い言い方もあります。
まあ、「棚ぼた」なんてそうそうあるもんじゃありませんから、寅年年男の筆者としては「虎穴に入らずんば虎児を得ず」でいくつもりでいます(^^♪ 皆様も「ぼた餅」手に入れて、季節の変わり目と忙しい年度末を元気出して乗り切ってください\(^o^)/
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