News/Blogメルマガ68号  2021年4月

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メルマガ68号  2021年4月

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三栄メンテナンス メルマガ
2021/4/20 [ 第68号 ]
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◇コラム
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『 古民家 』
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多古町の広報「たこ」4月号で「古民家一棟宿 大三川邸」を発見!! 早速取材してきました。田植えを済ませたきれいな水田を見ながら集落の奥に進んでいくと現れる大きな農家の屋敷が、おしゃれな宿泊施設になっていました。「150年の歴史を持つ古民家のリノベ―ション」です。
https://oomikawa.jp/(大三川邸HP)
一棟貸しなのでグループや家族利用が中心、連日予約が入っている合間を縫って見学の機会を作っていただきました。壁床天井など既存のもを極力残している内装で家具も木目調、素朴さと豪華さをたっぷり感じられます。農家の母屋ですから土間があって靴のまま入ってそのまま調理場に行けるようなレイアウトが活きていて、そこで食事ができるカウンターもありました。寝室は奥の間や納戸に配置、茶の間の食卓が掘りごたつで昔の囲炉裏を感じます。
“露天風呂あり”何処にあるかと言えば裏山の頂上でした。結構高低差があり、階段を64段登ると快適な眺望が待っています。夕方の田園風景や満月に出会えれたら最高でしょう、お風呂から風光明媚に浸るということですね。 
場所は空港から車で約20分の距離、多古町飯笹というところ、多古町とマイナビ地域創生さんによる古民家再生事業にANAエアポートサービスさんが運営協力する官民連携で4月12日にオープンしています。
http://www.3am.co.jp/article/480984022.html
(現地レポ:古民家リノベ)
同じく空港から車で20分位の成田市川上というところにも古民家をリノベ―ションした「農家レストランDINING PORT御料鶴」というお店があって、予約をしないと入れないほど人気になっています。ここもチェックしなければとお試し取材、一人では淋しいので当社T役員に同行をお願いして観察開始。外観は農家の古民家というよりは、整った庭園を大きく拡げて竹林を背にした素敵な料亭という感じでした。中に入ると太い柱や天井で日本間風を醸しだし、全体的に落ち着いたラウンジ風の雰囲気のレストランです。ほぼ満席、熟年女性が多くいらして賑やかでした。
こちらはJAL Agriportさんの運営で自社の畑で栽培した新鮮な果樹や成田市周辺9市町の食材を中心とした料理を堪能してもらおうと昨年オープンしています。空港VIPラウンジでしか食べられないビーフカレーや機内食風のディッシュなどがメインメニューです。この日はいいお天気だったので外で食べる方もいらして、ワインが運ばれていく様子を見かけ恨めしく思いながら、特製カレーをいただきました。香りがよくてコクのある味に満足してきました\(^o^)/
https://jalagriport.com/service/restaurant/(御料鶴HP)
「古民家には玄関が二つ、庭が二つある!!」
3軒目のご紹介は芝山町のココです。
成田空港の機能強化で建設される第3滑走路予定地には古民家が沢山ありますが、当社O役員のお住まいもその一つ、早速尋ねてみることにしました。
母屋が建て替え中に土蔵でお生まれの曾祖父の生年月日でわかる明治2年の建立、約65坪の大邸宅。(間口10間奥行6間:トウロクとの昔の呼び方)
35センチはあるケアキの大黒柱を触らせていただき、分厚いマツの長押と太い梁のがっちりした天井が築152年の醍醐味を感じさせます。天井裏ではお蚕も飼っていたそうで、階段が付いていました。
移転しなければならないのですが、この歴史的な建物が取り壊され、木材チップにされてしまうのは考えたくないと民家バンク(NPO法人日本民家再生協会)に登録しているのだそうです。
http://www.minka.or.jp/minkabank/2020/11/a201102-1f76.html#more
(譲りたい、譲り受けたいの情報共有が行われている。)
大きな玄関の中でお茶をいただきながら興味深い話を聞くことが出来ました。屋敷の周囲を回ったとき、ここも「玄関」って呼んでいますとの説明にビックリ、どう見てもそうは見えないのですが、ここから入って槍の間、中の間を通って奥の間と続き、殿さまが来る時に使うと言っていました。明治の頃はどうかわかりませんが、殿さまを警護する武士が槍の間で待機するのだそうです。中の間、床柱のある奥の間に入っていただくのですね。障子を開ければ外には築山があって湧き出る清水の流れを見てもらったりしておもてなしする造りになっているわけです。(そういえば当社H社長宅(騒音移転で建て替えになっていますが)も同じような造りで、玄関も二つですし、中の間の長押に槍が飾ってあります。)
芝山町史(民俗編)に農家の間取りが出ていました。そもそも家人が出入りする玄関(トボグチという。)を入ったところは土間になっていて、奥に進むとかまど(カマヤ)があってという昔の農家の基本的な造りですが、皆さんのお父さんお母さんのご実家はどうでしたでしょうか。この土間を「ニワバ」(庭場と書く)と言うのですが、籾すりなど農産物の調整や縄をなったりする作業場でもあったわけで、農家には外の庭と土間の庭の2つの庭があったのです。
そしてその土間と座敷(居間)の間には「アガット」と呼ばれる段差があり、これを踏み台にして座敷に上がるのですが「アガット」とはよく言ったものですね。取材ではO役員がアガットに座り、筆者が土間の椅子に座っての会談、150年の歴史が青天に触れる味なものでした。
http://www.3am.co.jp/article/480983516.html
(古民家:築152年の醍醐味)
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~新着ブログ~
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■竹灯籠作り
http://www.3am.co.jp/article/481066550.html
(自転車処 空輪でワークショップ、大盛況でした!!)
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