News/Blog"騒音をメリットに" 成田第3滑走路地域振興策!!

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"騒音をメリットに" 成田第3滑走路地域振興策!!

成田第3滑走路実現を目指す有志の会が「夏の勉強会」として、多古町で広く住民を対象にした講演会と討論会を開催した。
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8月9日(水)13:00、多古町コミュニティプラザ文化ホールで約300人の集会になった。冒頭の来賓あいさつでは千葉県議会成田国際空港推進議員連盟会長の県会議員石橋清孝氏が「議連として県を引っ張っていく」と述べるなど滑走路建設推進一色の空気の中で進められた。

勉強会では、講師の観光庁参事官原田修吾氏が、国の視点で「観光の現状について」、「今後の観光政策の方向性」などインバウンド政策を述べられ、「成田空港の推移と取組」、「観光地域振興の取組」を説明のうえ、観光先進国を目指すことが重要、成田空港の機能強化が必要不可欠と述べられました。

続くパネル討論会では、地域振興策について「経済人」としてパネラーの方々から建設的で画期的な意見が述べられ、会場からも意見を述べる形で進められたこともあり、聴衆も聞き入っていたようです。

少子高齢化等による更なる停滞を待つのではなく、空港を持つ地域メリットを最大限に生かした地域振興策を進めていくことの重要性を強調する集会になったようです。

各パネラーの意見を羅列します。
・空港が出来て40年、騒音は当たり前になっている。
・内陸空港で良かった、騒音が富をもたらす。デメリットではなくメリットだ。
・極端な要求はいかがなものか。移転ではなく今の生活を維持することが大切だ。

・羽田と成田の違いは料金だ、羽田は便利だが高い。
・成田の出発ロビー20時頃ガラガラ、さみしい、電車もない、そんな空港、そんな町発展しますか。
・マスコミも悪い、反対を強調し過ぎだ。反対オンリー。
・カーフュー短縮は必須、成田の未来が危うい。

・地域振興策は市や町の単位で議論、検討していてはダメ。小さい自治体は指をくわえているだけで取り残されてしまう。成田側にすべてできてしまうよ。
・南側はメリットが全くない。成田側へのアクセスが必要。栗山川、高谷川の堤防道路を作るべきだ。
・圏央道開通が急務
・空港貨物地区を多古町に集約して、空港周辺のトラック交通量を減らすべき。
・バスターミナルを整備すべき。空港アクセスのみならず地域活性につながる。

・求人が増えても、労働力不足だ。道路・電車、アクセス整備で通勤圏を拡げなければならない。
・特に電車は旅客目線で終電が早すぎる。
・ノンストップゲートで便利になっているがフェンスが邪魔、空港アクセス目線で更にオープンにすべき。

・空港が大きくなっても労働力を確保しないといけない。暮らしやすい町づくりが必須、住居、教育、介護、医療などに空港の金をつぎ込むべき。成田空港の自力になっていくはず。
・町づくり、地域づくりには自治体の連携が必要、成田には核になる空港がある。