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アルカリイオン水の効用

アルカリイオン水とは

アルカリイオン水は、水を電気分解することで作られるアルカリ性電解水の通称で、飲料水もしくは洗浄水、除菌水として使用されます。

飲用アルカリイオン水は,pH(ペーハー)9から10までの水を指します。普通の水道水はpH7の中性ですので、アルカリイオン水は、かなりのアルカリ性であることがわかります。

洗浄(清掃)用アルカリイオン水は、よりアルカリ性が強く、pH10から13の水を指します。でも水には変わりありませんので、洗剤のような希釈の手間が不要で毒性もなく、だれでも簡単に、安心して使用することができます。

アルカリイオン水の生成時に同時に出来る酸性イオン水は、一般の肌のpH値と同じph4.5~6.0の弱酸性化粧品に多く使用されています。

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洗浄(清掃)用のアルカリイオン水は、日常の家具や床の拭き取り清掃、特に油汚れに強い重曹水(pH8.5)よりpH値が高いので、油汚れに対してより効果があります。また、残留洗剤によるシミが気になるカーペット洗浄などにも消臭・除菌効果もプラスされて効果的です。但し、アルカリに影響を受けやすい素材として、ウール・綿等天然素材のカーペットやリノリウムの床材は、傷めたり、変色や脱色する心配があるので注意しましょう。

汚れが落ちる仕組み

① 脱離作用(磁石の同極同士が反発する要領)
マイナスイオンの働きで、被洗浄物と汚れ物質の表面全体が共にマイナスに帯電します。マイナス電気同士の反発力によって互いに引き離され、汚れが浮き上がります。 この反発力が汚れの再付着も防ぎます。

② 浸透作用(被洗浄物と汚れの間に入り込む力)
水の表面張力が低下し、親水性が向上することで汚れと被洗浄物の間に浸透しやすくなります。

③ 乳化・分散作用(油が水に混ざる要領)
汚れ物質を小さく寸断したり、細かく分散して被洗浄物からはがれやすくします。

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これは世間一般の洗浄に使われている界面活性剤(洗剤)と同じ効果ですが、界面活性剤よりは環境に対して優しく、洗浄する素材や作業を行っている作業員、作業機器にもあまり影響はありません。しかしながら、現場の状況によっては、より強力な洗剤が必要になる場合もあると思いますので、ケースバイケースでアルカリイオン水と洗剤の使い分けをすることが大切です。

※ 空気中にアルカリイオン水をさらしておくと、時間が経つにつれて普通の水に戻ってしまいます。保存する場合、容器のフタは、外の空気が入らないように、しっかりと締めておきましょう。毎回フタをしっかり閉めておくと、あまり長期間でなければ、効果の低下を防ぐことが出来ます。

当社におけるアルカリイオン水使用の取り組み

① アルカリイオン水生成機
当社では、2012年から「強アルカリイオン水生成機ZKシリーズ」を導入し、日常清掃における拭き掃除からハード床の洗浄、カーペットのクリーニングまで、様々な清掃現場でアルカリイオン水を使用して成果をあげています。

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特に、油汚れに強いという特性を生かして、ゴルフ場のレストランや各企業様の社員食堂の厨房機器の油汚れ落としに大いに役立てています。

また、費用対効果も非常に大きく、従来よりも洗剤購入費が大幅に削減され、利益率向上にも大いに貢献しています。

② アルカリイオン水を使った清掃事例

油が固着していた換気扇ファン


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厨房ステンレスガラリの油汚れ


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空港内の某有名ハンバーガーショップ前の床です。床が油で1日中ヌルヌルしていますが、アルカリイオン水を床に噴霧して、モップで拭くと、写真右側のように、洗剤を使わなくても、とてもきれいになります。


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