空の湯 薪ボイラー始動
- 2025年2月12日
空の湯は本館の床面積だけでも3,000㎡は超える広さですが、人の出入りも激しく、玄関風除室はほぼ機能していない時も多くあります。寒い冬はせっかくエアコンで温めた熱もそのまま外へ放出しているようなもの。あー、もったいない、もったいない。
※風除室とは2重の玄関扉の間のスペースの事。外側と内側の扉が1枚づつ開閉する事によって館内の空気が外に流れるのを防ぐ効果がある。2枚が同時に開くと温めた空気が逃げてしまってエネルギーの損失が大きい。
しかし、この度、設計段階から構想にあった薪ボイラー計画がついに実現しました!
24年の10月定期メンテナンスの時に館内に暖房用のファンコイルを設置。ボイラーは12月に設置して年明けから本格稼働の運びとなりました。
たくさんの薪を消費しますが、「誰が薪を補給するの?」「余計な仕事増やして」「めんどくさい」などの意見もありましたが、非常階段下のスタッフ用喫煙スペースにボイラーを設置。薪を補給してくれれば喫煙中も暖まる事ができて一石二鳥!火が燃えているのを見て心が休まれば一石三鳥!!
このボイラーは施設の南側に設置。冬は北風が基本なので煙は施設には影響しない計算でしたが、風向きがころころ変わるような時もあります。また、エニタイムフィットネスは他とは違って強制換気システムなので特に影響を受けやすい。そこで、施設事業部が総出で給気口にダクトを設置、吸気位置を変更して臭いが館内に入らないように対策しました。薪の投入方法でも煙の出方は変わってきます。動画のようにガンガン燃えている時は煙も臭いも殆ど出ませんが、下火になったところで新しい薪を一度にたくさん投入すると煙がでます。スタッフも徐々に慣れて行きますのでご容赦下さい。エネルギーの地産地消にご協力お願いします!