News/BlogToo rainy・de・ちば2024

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10月5日、今年もツール・ド・ちば2024が開催されました。

以前は3日イベントでしたが1日イベントになってからのスタート・ゴールは木更津イオンさんです。

朝の天気はどんよりとした空模様。会場に到着する頃には雨もパラパラ降ってきました。しかも予報では雷もあるとか?!

空の湯からの参加メンバーもDNS(DoNotStart)希望者が多数。カーボンバイクで雷の中を走ったら自殺行為です。参加賞貰って帰ろうかって話をしていると、空がだんだん明るくなってきて雷の気配もありません。やっぱり走ろうと言うことで全員揃ってスタートすることになりました。

今年のコースには鹿野山の登りがあります。全行程120キロの中で80キロ地点から一番きついルートの秋元口から登ります。メンバーの中には最初からリタイヤ宣言している者もいて、前途多難です。

 

走り始めると雨も止んで路面も乾いてきました。雨のお陰で数日続いた猛暑日も和らいで走りやすいコンディションです。天気予報では午後はお天気が回復するとの事なので、以外に良かったかも?

※第一エイド、まだ元気!

ところがそんなに甘くはありませんでした。

第2エイドに近づくとポツポツと小降りに・・・。ここで最初からリタイヤ宣言していた2名が離脱。

その後、何とか第3エイドまで雨は持ちましたが山を登り始める頃には本降りに!

ただでさえ、キツイのに雨の中の鹿野山は憂鬱でしたが、みんなで励まし合って無事山頂へ。

しかし、今度は長―――い下りがライダーを苦しめます。

自転車乗らない方の為に解説しますと、上りは脚力があれば誰でも登れます。スピードも出ないので安全です。しかし、下りは誰でもスピードが出てしまうので危険です。しかも路面が濡れているとタイヤのグリップも落ちる上に筆者のように旧型のリムブレーキは極端にブレーキの効きが悪くなります。カーボンリムはさらに効かないので必死です!

これから、ロードバイクを始めようと思っている方は多少高くてもディスクブレーキのバイクを買いましょう♪

この下り坂にはもう一つの問題があります。

それは寒さ。例え天気が良くても登るときは必死になって大汗かいて登ってくるので、下りは汗が冷えて寒いのですが、今回のように雨だと体は容赦なく冷却されます。筆者は山頂でウィンドブレーカーを着込みましたが、それでも寒い。何も着ないで下り切るのはとっても辛いのです。

ガタガタ震えながら麓へ降りて安心していると、神様は許してくれませんでした。

雨はどんどん勢いを増し、道路にはくるぶしまで浸かりそうな大きな水たまりがあちこち出現。水たまりの中に穴があったら自転車ごと吹っ飛んで行くことは必至です。

気温もどんどん低下。個人走行であればペースを上げて体を温めるところですが、そうも行きません。

最後のエイド、富津イオンで埼玉から参加していたメンバーが寒さに耐えられずに脱落。

コースは富津岬周りで帰るのですが、まっすぐ帰ればゴールまで9キロですから、懸命な選択です。

残ったメンバーで富津岬を周り残り2キロ。「長かった1日も終わる。あったかい風呂に入りたい。」と思っていると後輪から違和感が・・・・。

ああ、やっちまった。

一昨年と同じところでパンク。

久しぶりのパンクですが、パンクマイスターの筆者にとって、こんなものはオチャノコサイサイです。

しかも、今は仲間たちが電動ポンプを貸してくれるので怖くありません!

(パンクを恐れるな!パンクは友達!)

※運が悪いとこんなプラスチック片で走行不能になっちゃうのがロードバイクの面倒で楽しいところ(笑)

10分ほどロスをして無事ゴール。

すると、富津でリタイヤしたメンバーがくじ引きで1等賞あたってました。なんでも道に迷った高齢ライダーをエスコートして帰って来たそうです。神様は善人にやさしい!

また後日、最初にリタイヤしたメンバー達も新聞に載っていました。

うーん、引きが強い人達です。

なんとか無事に終わった雨の中のツル千葉でしたが、雨の日は車からの視認性も落ちるのでなるべくなら走らないようにしましょう。

良い子のみんなは真似しないでね♪